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更新履歴とからんたの呟き
2026/04/15  [PR]
 

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風呂上り、濡れた金糸をそのままにカウチでアメフトの再放送を見ていたところに、
思わぬ人物から着信があり、妖は口角を上げた。
第一声の軽口を一瞬で考えてから、真っ黒な携帯の通話ボタンを押した。

「んだ?新婚早々、実家に帰って来んのか?」
「馬鹿言ってんじゃないよ。葉柱は今日残業で遅くなるってさ。だいたいアンタだって今実家じゃないだろ?
 アンタこそ寂しがってんじゃないかと思って、わざわざ電話してやったんじゃないか。」
「ケケケ、そりゃテメーだろ。」

笑いつつも、否定はしなかった。
自分自身ですら気付かないような微細な感情変化までも、実姉は機敏に感じ取るのだから、
何を言っても無駄なのだろうと、とうの昔に諦めている。

「相変わらず、糞爬虫類とよろしくやってんのか?」
「ったくアンタはホントに口が悪いね。…知ってるだろ、葉柱は優しい男だよ。」
「ケーケケ、救いようのねぇ馬鹿だけどな。」
「アンタこそ、社長さんには良くしてもらってんのかい?」
「ま、前よりは面白ぇな。」

それが最大級の賛辞であると、実姉は知っているはずだ。
電話口の向こうでクス、と笑いが零れる音がした。
そしておそらく、真剣な表情になったのだろう、コホン、と軽く咳をするのが聞こえた。

「…アタシはね、アンタが男だろうと女だろうと、アンタの幸せを願ってるよ。」
「…………知ってる。」

出会いは事故のようなものであったが、性別を偽り、戸籍を書き換えてまでクリフォードと一緒になったことは、
真剣に考えた末の決断なのだと、この姉は理解している。
その声色は、どこまでも優しく、姉でありながら、早くに逝った母の替わりに母で在り続けた彼女の、
深い強さが溢れていた。

「…アタシも幸せだよ。」

アタシ『も』という言葉に、妖は諦めたように微笑んだ。

「あぁ、そーだな。」
「今年は実家に帰るのかい?母さんの墓参りへは行くんだろ?」
「あぁ、墓参りは行くが、家には寄らねぇな。アイツんな時間とれねーんだよ。」
「ははは、仲が良くていいじゃないか。」

常に一緒に行動したがるのは、クリフォードの方であると知っていて、顔に似合わず、と笑ったのだろう。
妖にしてみれば、クリフォードの表情ほど分かりやすい物は無いのだが、
他人から見ると無表情に見えるらしい。不可思議なことだ。

「あ、ウチのが帰ってきた。じゃあね、夏風邪引くんじゃないよ、妖一。」
「ガキができたら教えろよ。」

『馬鹿言ってんじゃないよ』と返されるかと思った言葉は、実際は『楽しみに待ってな』だった。
妖一、と呼ぶその声を、妖は懐かしく思い出していた。




メグ姉:ヒル魔さんの実姉
葉柱:メグ姉の旦那

という設定でお送りしました。
メグ姉さんの口調が地味に分からない件。
メグ姉さんは私の腐脳内パラレル妄想では、かなりの確立でヒル魔さんのお姉さん役です。
葉柱嫁になったり皇帝ドンの寵妃の一人になったりと、大忙しのメグ姉です。(らんた脳内)

もしかしてクリフォード本人を登場させない方が、先生の株は上がるのではとふと思いました。
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「…新入生代表、ルイス・妖。」

スピーカーを通し、講堂に凛と響き渡るその声は、期待と少しの不安の入り混じった新入生達だけでなく、
教師陣すら感嘆させるものだった。
長い足を迷い無く進める歩みや、肩まで伸びた金髪が歩みに合わせて背に流れるその様までもが、
上に立つ者の風格を伺わせた。


キラキラと光りそうなほど美しく保たれた教室に入る直前、妖はくつくつと笑う声に呼び止められた。

「妖ちゃん?さっきの挨拶、すごく良かったよ。」

ニコニコと綺麗な笑みはどこまでも胡散臭く、貼り付けた笑みの下には隠しきれない凶暴性が滲んでいて、
妖は溜息を吐き視線を流した。
特徴的な髪型とサングラスは、もちろん妖の脳内データーベースにインプット済みだ。
入学式早々ナンパとは、さすが好色で有名な神龍会の若様、恐れ入る。
妖は直接そのドレッド頭に声を返すことなく、偶然彼の後を通りかかった坊主頭を呼び止めた。

「おい、そこの糞坊主。テメェの弟だろ、リードでもつけて管理しとけ。」

それだけ吐き捨てると、妖は教室の一番後ろ、廊下から二列目の席に座った。
無視される形になったドレッド頭が一瞬で貼り付けた笑みを失ったのも、
声を掛けられた坊主頭が驚愕に目を見開いたのも、妖には興味の無いことであった。

SN3E0187.JPG←ちょっとこれを見てくれ!



なんとー!!…と思いきや。




SN3E0188.JPG
←漢字はこうでした。

 マジでおすぃー!






…さて、まぁ全国に多々あるだろう「シエン」というレストラン/ショップの話は置いておいて。



昨日の妄想で、キッドさんをヒル魔さんの担任にしてしまったので、
筧先生のポジションに困ってしまったわけです。
(最初の社長×女子高生の設定では筧先生がヒル魔さんの担任でした→こちらを参照)

まぁ一年のときの担任が筧先生で二年に上がったらキッド、ってことに(無理矢理)してもいいんですが、
社長×女子高生妄想自体が、ヒル魔さんが高1のときの話なので、ここは一つ…

ヒル魔さんの担任→武者小路先生(数学)
学年副担任→筧先生(英語・アメフト部顧問)

という設定でお願いします。>誰に

筧先生はまだ若く、現役時代のキッドさんとは戦ったことはありません。
でもクリフォード&キッドの二大QB時代は伝説にまでなっているので、筧先生は必死で武者小路先生に、
「是非アメフト部のコーチをしてくれ」と頼み込んでいます。
でもヘタレでMな(死)武者小路先生はのらりくらりとかわし続けます。

そんな武者小路先生、昨日の妖ちゃんとの会話を経て、果たしてアメフトへの姿勢に変化は起こるのか?!


17歳の肖像は確かに社長×女子高生っぽいですね!<電波受信

でも大丈夫!うちの若社長クリフォードと女装男子高生(←こう書くとあまりに痛い)ヒル魔さんは、
ビックリするほどお互いにメロリンラブのラブラブバカップルですから!
あの映画のようなほろ苦い展開にはならないかと。
要らない裏設定ではありますが、実は

社長クリフォードの口癖(というか好きな言葉)→「うちの妻が何か?」

ですから。(笑)



つづきに拍手お返事です☆


「…以上だ。気をつけて帰れよ。」

担任のそのひと言に、教室の空気がざわめき、生徒たちの椅子を引く音、鞄が机とぶつかる音などがそのざわめきを彩った。
他の生徒達と同じく妖も、自身の教科書の代わりに銃火器とPCが詰まった革鞄を片手で肩に担ぎ、ガムを膨らませながら席を立った。
何も言わずとも、普段からつるんでいるまもりとマリアが、自身の帰り支度を終えて妖の近くに寄って来る。
今日は二人がマネージャーを務めるアメフト部の練習が休みの日だ。
特に約束などしているわけでも無いが、買い物かファミレスにでも行くつもりなのだろう。

「あぁ、ルイス、ちょっといいか?」

担任の思い出したような言葉が、麗らかな午後の街へ繰り出そうとした三人の足を引きとめた。
未だ年若いであろうに、くたびれた白衣と伸びた髭のせいで老けて見える男だ。
呼び止められた当の妖は、膨らましたガムをパチンと割り肩を竦めると、まもりとマリアに向かって

「糞ゲジ眉からデートのお誘いだ。先に行ってろ。」

と担任の後を追い数学研究室へと歩き出した。


********************


「講演会?」
「あぁ、今年は俺が責任者になってしまってね。来週までに誰か頼まなきゃならないんだが…
 残念ながら声を掛けた人たちからはことごとく振られてしまってね。」
「だからクリフォードに?」
「あぁ…クリフォードはここの卒業生でもあるし、元から候補に挙がってはいたんだが、
 俺はルイスの担任だろう?だからあんまり気乗りしなくてね…。」
「根回ししたみたいでか?ケケケ、よく言うぜ。
 なら俺に話を通さねーで直接アイツに掛け合えばいいじゃねぇか、キッドせんせ?」

一瞬、担任の武者小路の身体が強張ったのを、妖は見逃さなかった。

「…まったく、そういうのどっから仕入れて来るんだか。」
「ケケケ。伊達にアイツの妻やってマセンよ。
 つーか隠そうとしたって無理だろ。旦那と同学年で元ライバル校のエースQB、なんて。
 ナンデまた一度捨てた筈の武者小路紫苑の名を語ってんだか知らねーが?
 …アメフトはもうやんねーのかよ?」

武者小路は眩しそうに目を細め、窓の外、グラウンドに視線を投げた。
そこでは部活動が休みだというのに、自主練習に励むアメフト部員の姿があった。

「…それはそっくりそのままクリフォードに返すよ。先にアメフトをやめたのはあっちだ。」
「アイツがアメフトをやめたのは、それより面白ぇモンを見つけたから、ただそれだけだ。
 テメーのように不完全燃焼で燻ってるわけじゃねぇよ。」
「…ほんとーに、お前は…。」

苦笑を零す髭だらけの顎を、妖の細い指が、つ、となぞった。

「俺は好きだぜ、アンタの早撃ち。」

瞬間武者小路の背筋に走った戦慄を、この幼い少女は、見通していたのだろうか。
息を止めたままただ妖に見入る武者小路に、少女はあっさりと手を離し言い放った。

「話は通しといてやる。多分クリフォードは受けると思うぜ。
 …なんせ一番のライバルからのお願いだからな、ケケケッ。」

身を翻し、まるでスーパーモデルのような華麗な歩みで数学研究室を去る妖の後姿を、
武者小路はただ眩しそうに眺めていた。
揺れるプリーツのスカートが、扉の向こうに消えても、ずっと。
 




キッド先生(数学)はヒル魔さんの担任にしちゃいました。
キッド先生とクリフォードは同い年、高校~大学時代のライバル設定です。
ヒル魔さんはクリフォードの嫁ですが、キッド先生のこと大好きです。(←いいのかそれで?!)
キッド先生は自覚ありの小悪魔ルイス夫人に振り回されっぱなしです。


「新婚旅行?」

濡れた金髪の上に白いタオル、黒いTシャツだけを上に着て、妖はコーラのプルトップを開けた。
まだバスローブのままのクリフォードの隣、空いたソファに腰掛けながら、
ガバガバと一気に半分ほどを流し込む。

「あぁ、明日籍入れて明後日挙式、その後お前すぐ入学式だろ?
 学校なんざ無視して休んでも構わねぇが…お前行きてぇだろ?」
「別に、どっちでも。っつーかどこだよ?」
「ラスベガス。」
「ケケケ、休みの日にまで荒稼ぎしてどーするんデスカ?」
「んなに馬鹿みてぇにガッツかねぇよ。遊ぶ程度だ。
 …それに、テメェ以外じゃ、俺の相手になんねぇだろ?」

クリフォードの最後の言葉にニヤリ、と口端を上げた妖は、コーラを目一杯口に含み
新聞を読みながらくつろいでいたクリフォードに無理矢理口付けた。




こういうしょーもない断片ばかりがたくさん浮かんでくる不思議。
同じく社長×女子高生設定。↓で出てた新婚旅行裏話。
ヒル魔さんが制服着てなくてごめんなさい。


昨日の短文ですが、どうやらゴンさんいじめだったことはばれてしまったようですね。
ゴンさん好きなんですよ?
でもすんなり幸せになっちゃうゴンさんより、同年代の少年のように恋や性欲にやきもきするゴンさんが好きなんです。(まぁ不特定多数の彼女がいるので性欲に関してはあまりやきもきしてませんけどね)


つーか、このクリフォヒルキスばっかしてやがる!


続きに拍手お返事でっさー!
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